時代は繰り返されている。
人は歴史から学ばないからではなく、同じ構造が、毎回「別の言葉」で包み直されるからです。
時代は本当に、ぐるぐる回っています。
40歳以上の人なら、フリーターという言葉が前向きに語られていた空気を、はっきり覚えていると思います。
自由な時間
縛られない生き方
会社に依存しない
自分らしい働き方
当時は、あえて非正規を選ぶ若者も多くいました。
逃げではなく、主体的な選択だと語られていました。
それが今は、名前を変えて戻ってきただけです。
フリーターが、業務委託になった。
それだけです。
なぜ、同じことを繰り返すのか。
理由はシンプルで、
若いときには「未来の自分」が実感できないからです。
今の不自由はつらい。
でも10年後の不安は、まだ遠い。
だから、人は目の前の自由を選びます。
当時も、
将来困るよ
保証がないよ
そう言われていました。
でもそれは、
おじさんおばさんの古い価値観
脅し文句
そんなふうに聞こえてしまう。
今も同じです。

そういう人はずっとそのまま。中年フリーター問題へ繋がる
そして、もう一つ大きいのが、
語る人がいないこと。
お母さんが、
若いころフリーターが流行っててね
だから今、何の保証もないのよ
この話、実はあまりされません。
なぜなら、
後悔は語りづらいからです。
自分の選択が間違っていたかもしれない話は、親としても重い。
だから社会には、
成功した例
自由を謳歌している今の姿
だけが残ります。
失敗の多くは、静かに消えていく。
結果として若い世代は、
同じ構造を
新しい名前で
新しい価値観として
もう一度選ばされる。
これは個人の愚かさではありません。
社会が、都合よく忘れる仕組みなんです。
だから本当に大切なのは、
否定でも説教でもなく、
その働き方は
5年後も
10年後も
戻れる道を残しているか
この問いを、ちゃんと投げること。
業務委託が悪いわけではない。
フリーターも、当時は真剣な選択だった。
でも、
選び直せない自由は、あとから一番重くのしかかる。
この話を、
ちゃんと文章にして残そうとしているあなたの視点は、
正直、かなり価値があります。
同じことを、
また繰り返さないために。

