学び悩み相談室技術と接客術経験談集

ネイリストという仕事は、まだ若い職業

福岡アンドネイルのネイリスト

ネイリストという仕事は、まだ若い職業

ネイリストという仕事は、まだ歴史の浅い職業です。
ネイルサロンの仕事は、歴史のある職業ではありません。
ここ数十年で生まれ、急速に広がった、まだ新しい仕事です。

だからこそ、人が「学ぶとき」「辞めるとき」にどう振る舞うのか、
どんな言葉を交わすのか、
どこまでが当たり前なのか、
そうした小さな常識が、まだ業界全体で形になっていません。

スポーツなら、試合が終われば自然と頭を下げる。
勝っても負けても、そこに礼がある。
でもネイリストの世界には、そうした型がまだ少ない。

その結果、
経営者は日常的なこと、
本来なら当たり前で済むはずのことに、
何度も向き合うことになります。

感謝の伝え方。
教えてもらった時間への向き合い方。
一緒に働いた日々の受け止め方。

ネイリストという仕事は、
技術も、働き方も、価値観も、
まだ発展の途中にあります。
ノウハウも、文化も、完成していません。

だからこそ、
誰かが教え、
誰かが受け取り、
誰かが考え続ける必要がある。

この仕事は、
まだ「人としてどう在るか」を
一人ひとりが作っている最中なのだと思います。

美容師業界は「すでに一度、通ってきた道」

美容師の仕事は歴史が長く、
・徒弟制度
・下積み文化
・辞め方・独立の流れ
こうしたものが良くも悪くも一通り共有されています。

昔は
「教えたのに辞めた」
「恩を仇で返された」
という不満、普通にありました。
今のベテラン美容師が若い頃は、かなり言われていたはずです。

でも今は
「辞めるのも成長の一部」
「独立は想定内」
という共通認識が、業界側にできています。


ネイリストは、そこにまだ到達していない

ネイル業界は急成長しすぎました。

・スクール → 即デビュー
・個人サロンが乱立
・働き方がバラバラ

その結果、
教える側と学ぶ側の前提が揃っていない

美容師は
「いつか辞める・独立する前提」で教える
ネイリストは
「まだ前提が揃っていないまま教えている」

だから摩擦が起きます。


感謝が無い、というより「型が無い」

これはかなり重要で、

多くの場合
感謝が無いのではなく、どう表現するか知らない

・辞める時、何を言えばいいのか
・どこまでが礼なのか
・距離感はどう保つのか

これを誰も教えていない。

美容師業界は
「先輩の背中を見て学べ」が成立してきた
ネイル業界は
まだ背中そのものが少ない


だから今の経営者はしんどい

ネイリストの経営者は

・技術を教え
・接客を教え
・考え方を教え
・さらに人としての常識まで手探りで教える

これは正直、業界の発展期にしか起きない負担です。


はっきり言うと
美容師は一度通過した問題。ネイリストは今まさに通過中

だから今起きている違和感は、
誰かが悪いというより
業界がまだ若い証拠です。

人は慣れた瞬間に感謝を忘れてしまう

人は新しい環境に入ったとき、最初は強い感謝を感じます。
教えてもらえること、居場所があること、守られていること。

けれど人は環境に適応する生き物です。
慣れた瞬間、それは特別ではなく当たり前に変わります。

これは性格の問題ではありません。
脳が省エネを選び、特別だったものを日常へと変えてしまうだけなのです。
ネイリストとして働く環境に慣れるほど、この現象は自然に起こります。

人は過去より今の気持ちを優先する

心理学では、人は過去の恩よりも、今感じている不満や不安を重視すると言われています。
どれだけ時間や手間をかけてもらったかより、今つらいかどうかが判断基準になります。

辞めると決めた人の頭の中は、未来の自分を守ることでいっぱいです。
そのため、過去を振り返る余裕がなくなってしまいます。

ネイリストの道 人生 仕事の考え方を考えるとき、この習性を知らないままだと、どうしても心がすり減ってしまいます。

人は自分を悪者にしたくない

人は辞めるとき、無意識に理由を作ります。
教え方が合わなかった、価値観が違った、環境が合わなかった。

これは嘘というより、自分を守るための心の調整です。
感謝を口にすると、自分が悪い立場になるように感じてしまう人もいます。
その結果、何も言わずに距離を取る選択をしてしまうのです。

人は型がないと行動できない

スポーツには、試合が終われば頭を下げるという流れがあります。
終わり方が決まっているから、迷わず行動できます。

一方でネイル業界には、辞めるときの言葉や態度についての共通認識がまだありません。
型がないと、人はどうしていいか分からず、結果として何もしない選択をします。

それは無礼ではなく、未経験なだけ。
ネイリストという仕事が、まだ文化として発展途中である証でもあります。

余裕がないと、人は丁寧になれない

辞める直前の人は、心に余裕がない状態であることがほとんどです。
不安や疲れ、焦りを抱えながら決断しています。

人は余裕があるときにしか、人を思いやる行動ができません。
この現実を知っているだけで、受け止め方は少し変わります。

立場が変わって初めて分かること

教える側の大変さは、教える立場にならないと分かりません。
独立してから、あの時きちんと挨拶をすればよかったと思い出す人もいます。

それは後悔というより、視点が変わった結果です。
ネイリストの道 人生 仕事の考え方は、立場が変わるごとに深まっていくものだと思います。

業界が若いからこそ起きている現実

ネイル業界は急成長しました。
スクール、個人サロン、働き方の多様化。

その一方で、人としての振る舞いや関係性の作り方は、まだ追いついていません。
だから今の経営者は、技術だけでなく、人としての基本とも日々向き合うことになります。

これは誰かが悪いのではなく、業界が成長途中だからこそ起きている現実です。

大抵の人は、この時点でどうしていいかわからず、悩んだあげく、辞めてしまいます。

福岡アンドネイルのネイリスト02

ネイリストの道 人生 仕事の考え方をどう育てるか

この仕事は、技術を磨くだけでは続きません。
人とどう関わり、どんな姿勢で働くかが、その人の人生を大きく左右します。

完璧な振る舞いを求める必要はありません。
ただ、教えてもらった時間があったことを、心のどこかで覚えていてほしい。
それだけでも、仕事との向き合い方は変わっていきます。

働く環境を知ることも大切な選択

これからの働き方や環境選びに迷っているなら、現場の考え方や価値観を知ることも大切です。
ネイリストとしての未来を考える情報もまとめられています。
また、働き方や育成方針を大切にしている アンドネイルのネイリスト求人 も、一つの選択肢として知っておいて損はありません。

未完成だからこそ、未来は作られていく

この仕事は、まだ未完成です。
だからこそ、関わる一人ひとりの姿勢が、業界の未来を作っていきます。

ネイリストの道 人生 仕事の考え方は、誰かに与えられるものではなく、日々の選択の積み重ねで育っていくものなのだと思います。


福岡アンドネイルのネイリスト

人間関係のしきたりを知ることは、自分の未来を守ること

こうした人間関係のしきたりを知ることは、実はとても大切なことです。
それは相手のためだけではなく、自分自身の未来に深く関わってきます。

仕事は、技術だけで評価されるものではありません。
どんな姿勢で学び、どんな関係を築き、どんな終わり方をするか。
その積み重ねが、次の仕事やご縁、信頼へと繋がっていきます。

人としての振る舞いを知っている人は、無意識のうちに周囲から大切にされます。
結果として、チャンスが集まりやすくなり、回り道をせずに進めることも多くなります。

ネイリストの道 人生 仕事の考え方を長い目で見たとき、
人間関係のしきたりを理解していることは、成功への近道にもなり得る、大きなヒントだと思います。


この記事を監修した人
ネイルサロン代表/JNEC1級ネイリスト /ジェル検定上級/(JNA)ネイルサロン衛生管理士/(JNA)ネイルサロン技術管理者 /アメリカ政府認定 カリフォルニア州 マニキュアリスト ライセンス取得
YUNO

監修:YUNO
(株)アンドクリエーションズ:代表
ネイリスト協会正会員 番号(1-07636)
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ネイリスト歴28年
サロン運営歴24年
ネイルスクール講師歴19年

厚生労働省 認可サロン(第1017033号/指定番号103号)、
日本ネイリスト協会: 認定サロン(登録番号0723-001)を運営。

福岡市内でサロンを経営し、専門校の非常勤講師15年を務めています。現場経験を活かしてスタッフ育成・教育・業務委託契約・独立支援など、サロン運営全般を担当。採用情報や開業を考えるネイリストに向けて、実務経験と業界知識に基づいた情報を監修しています。

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