新たなご縁
昨日、企業様からのご紹介を受け、福祉施設様へお仕事の商談に行ってきました。
福祉ネイルの現実
福祉施設でネイリストが行う仕事を深く掘り下げてみると、ボランティア活動や社会貢献として、少額の報酬でお引き受けすることがほとんどです。
しかも、それらの活動は単発で行われることが多く、まさに「社会貢献」として成り立っています。
それ自体はとても素晴らしいことだと感じています。

漠然とした希望
こうした活動を知ると、「将来的にこの仕事が職業として成り立つのでは?」という期待が膨らむこともあるでしょう。
しかし、現実はそう簡単ではありません。
継続的な仕事へのハードル
ボランティアや少額の社会貢献とは異なり、継続的な仕事として成り立たせるには、別の課題が出てきます。
今回のように関係企業様からのご紹介がなければ、福祉の現場において私たちの仕事の必要性を感じてもらうことすら難しいのが現状です。
喜んでくれるおばあちゃんたち
それでも、施設のおばあちゃんたちは私たちが来るのを楽しみにしてくださり、本当に喜んでくれます。
この笑顔こそが、私たちが続けていく原動力になっています。

10年の歩みと現実
当店が福祉施設にネイリストを派遣するようになって、今年で10年目になります。
この仕事を「職業」として確立するまでには、長い道のりがありました。
そして今もなお、理想の形には至っていません。
改善すべき課題
仕事に対する対価は、私たちの希望に少しずつ近づいています。
しかし、まだ改善しなければならない点もあります。
職業として成立するために
現状を考えると、この仕事が個人の生活を支える職業として成立するには、まだ時代が追いついていないと感じます。
社会貢献やボランティアは素晴らしい活動であり、尊敬に値します。
しかし、私たちネイリストが職業として確立できなければ、この活動を続けることはできません。
目指すべき未来
私は、双方が納得できる合意のもとで、ネイリストが安定して生活できる環境を作ること。
ただそれだけを目標に、これまで歩んできました。
再スタートの時
長引いたコロナ禍により、すべての施設での活動が停止しました。
しかし今、再開に向けた行動を始める時です。
福祉の分野でネイリストが生計を立てられる環境を構築すること。
これこそが、私のもう一つの使命であり、その実現を夢見ています。
一歩前進
そして、昨日お伺いした施設様では、私たちの想いが伝わり、1月からの仮契約を結ぶことができました。
本契約に至るかどうかは、私たちの実力次第です。
しっかりと成果を出し、頑張ります!