【福岡・博多の思い出】大女優・星由里子さんとネイルの時間
出会いとご贔屓の始まり
福岡・博多でネイルサロンを営んでいた頃、何度もご来店いただいた大女優・星由里子さん。昭和を代表する名女優ですが、今の若い方はご存じないかもしれませんね。
星さんは福岡に来られるたびにネイルをしに立ち寄ってくださり、本当にご贔屓にしていただきました。最初はネイルの仕上がりにとても厳しく、細かなところまでチェックされていましたが、一度気に入ってくださってからはとても優しく接してくださるようになり、たくさんの思い出を作らせていただきました。
「るみこちゃん」の正体
施術中の会話でよく「るみこちゃんがね…」とお話しされることがあり、「るみこちゃんってどなたですか?」とお尋ねしたところ、「小柳ルミ子ちゃんよ」と、にっこり微笑まれたことを今でも鮮明に覚えています。
華やかな芸能界の話を聞かせてくださり、一般庶民の私にはまるで夢の世界のようなワクワクするお話ばかりでした。
受け取れなかったお年玉
ある日、突然お年玉をいただき、「受け取れません!」と慌ててお断りすると、「こういうものは気持ちよく受け取らないとダメよ!」と叱られたことも思い出します。その後もネックレスをいただいたり、本当に温かく接していただきました。ネイリストとして、こんな素敵な経験をさせてもらえるなんて幸せなことだと心から感じた瞬間でした。

ペットの猫ちゃんとのやり取り
親しくさせていただくうちに、電話やメールでもやり取りするようになり、星さんが可愛がっていた猫ちゃんの写真を「この姿、面白いでしょ?可愛いでしょ?」と送ってくださったり…。そのやり取りがとても楽しく、まるで家族のように感じることもありました。
最後の言葉と突然の別れ
最後に福岡に来られた際、「福岡での公演も少なくなるし、もうお会いできなくなるのが寂しいです…」とお伝えすると、「大丈夫よ。青山にもお店あるんでしょ?東京には行くから、これからは青山のお店に行くわね」と優しく言ってくださいました。その言葉を信じていましたが、その後、突然テレビで訃報を知り、本当に衝撃を受けました。
今でも、福岡・博多で過ごした星さんとの時間を思い出します。素晴らしい女優でありながら、人としての温かさを持ち合わせた素敵な方でした。心よりご冥福をお祈りいたします。

