現役ネイル講師に聞いた“採用されやすいポートフォリオの作り方”
「ネイリストの採用面接って、どんなポートフォリオを見せればいいの?」
「自信のあるデザインはあるけど、どう見せたら伝わるかわからない…」
そんな声をよく聞きます。そこで今回は、福岡で多くのサロン勤務経験を持ち、現在はネイルスクール講師としても活躍する現役ネイル講師に、“採用されやすいポートフォリオの作り方”について聞いてきました。
ネイル講師:YUNO
ポートフォリオってそもそも何のため?
「ポートフォリオは“自分を伝えるツール”です」と講師。
技術力をアピールするだけでなく、「どんな世界観を持っていて」「どんなお客様を想定してデザインしているのか」など、あなたのセンスや方向性を伝える手段になります。
採用されやすいポートフォリオの5つのポイント
1. “作品集”ではなく“接客力や提案力”が伝わる構成に
単にネイルチップを並べた写真だけでは、採用担当の印象に残りにくいそう。
「実際のお客様に施術したネイルの写真があればベスト。さらに『どんな希望で来店されたか』『どう提案してこのデザインに決まったか』など、ストーリーを添えると“提案力”が伝わります」
2. 写真の撮り方・背景も重要
照明が暗い、ピントが合っていない写真は、どんなに素敵なデザインでも損してしまいます。
「明るい自然光で撮る、背景はシンプルに、指のポーズも丁寧にすると、それだけで印象が変わりますよ」
3. “自分らしさ”が伝わるセレクトを
「流行りのデザインを詰め込むより、“自分が得意なジャンル”や“好きなテイスト”がわかる構成がいい」と講師。
あなたが“どんなネイリストを目指しているか”が伝わることが、サロン側の求める人物像とマッチする鍵になります。
4. タイトル・コメントをつけて、わかりやすく
「シンプルフレンチ × 30代オフィスネイル」「春のアート提案 × 初来店のお客様」など、タイトルを添えることで採用担当者も一目で内容が把握しやすくなります。
5. 紙よりデジタル派が増えている
最近では紙のファイルではなく、タブレットやスマホでポートフォリオを見せるケースも増えています。
「見せ方は自由でOKですが、画質や見やすさは意識して。PDFや専用アプリで整理しておくと◎」
サロンが見ているのは「人柄」も含めた“総合力”
「デザイン力だけでなく、接客力や雰囲気もサロンでは重視されます。ポートフォリオを通して“お客様とのやりとりの中で、どう工夫しているか”が伝わると、印象がぐっと良くなりますよ」と講師。
福岡でネイリストとして働きたい方へ
福岡・博多や天神エリアでは、業務委託サロンや自由な働き方を選べるサロンも増えています。
自分らしく働ける環境を探している方は、ぜひネイリスト求人ページもチェックしてみてください。ポートフォリオの作り方次第で、ぐっとチャンスが広がります。

まとめ
ポートフォリオは「デザインの見せ合い」ではなく「あなたを伝えるプレゼンツール」。
技術力だけでなく“接客力”“提案力”“人柄”が伝わるよう意識することで、採用の可能性は確実に広がります。