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社会保険なしのネイルサロンは本当に大丈夫?きちんとした会社の見分け方

福岡アンドネイルのネイリスト

■ きちんとした会社ってどんな会社?

きちんとした会社というのは、ただお給料を払うだけじゃなく、働く人を守るお金も一緒に払っている会社のことです。

たとえば、みんなが風邪をひいたり、けがをして病院に行ったときに使う「健康保険」や、将来もらう「年金」、もし仕事を辞めたときに助けてもらえる「雇用保険」など。

これらは国のルールで、会社も働く人も半分ずつ出し合って支払うものです。
だから、ちゃんとした会社はあなたのために、毎月こっそり4万円くらいを国に払っています。


■ 会社が守る「責任」

会社には「働く人を守る責任」があります。
それは、

  • 病気になった時に保険証が使えるようにすること
  • 将来、年金をもらえるようにしてあげること
  • もし仕事を失っても生活がすぐ困らないように助けること

こういう制度を守ってくれるのが、きちんとした会社の証(あかし)です。


■ 社会人が果たす「義務」

働く人にも、「国の一員としての義務」があります。
それは、

  • お給料から少しずつ税金や保険を払うこと
  • みんなが安心して暮らせる社会を支えること

つまり、「働く=ただお金をもらうこと」ではなく、社会の仕組みを一緒につくっているということなんです。


■ きちんとした会社は

きちんとした会社は、あなたの未来を守るためにお金を出してくれます。
そして、あなた自身も、社会人としてその仕組みを支えていきます。

それが、「国の中で生きる大人の責任」であり、「会社の大切な役割」です。

真実として伝えます。


少し厳しい言い方になりますが、「社会保険に入っていない会社」や「業務委託ばかりで人を集めている会社」がどんな考えで動いているのか、そしてそれが誰のための働き方なのかを、真実として伝えます。

■ 社会保険に入っていない会社の裏側

「うちは社会保険に入っていません」「業務委託なので自分で保険を払ってください」
こう言う会社は、会社のためにしか動いていません。

なぜなら、本来会社が負担するべき「保険料の半分(数万円)」を払いたくないからです。
つまり、会社が得をして、あなたが損をしています。

健康保険・年金・雇用保険などを会社が払わないということは、
あなたが病気になっても助けてもらえず、
将来の年金も減り、
もし職を失っても失業手当も出ないということ。

表向きは「自由な働き方」「自分のペースで」と聞こえが良くても、
中身は「責任を取らない」「面倒を避けている」だけの会社が多いのです。


■ 業務委託でしか募集しない会社の本音

業務委託を選ぶ理由は、人件費を抑えるためです。
社会保険、厚生年金、雇用保険、残業代、有給休暇これらすべて、
会社が払わなくて済むからです。

つまり「あなたを社員として守るコスト」をゼロにして、
都合のいいときだけ仕事をさせたい。
それが業務委託だけで人を集める会社の裏の狙いです。

もちろん、経験を積んだフリーランスが自分の意思で業務委託を選ぶのは別です。
でも、最初から社会保険にも入れず、サポートもなく、
「全部自分で責任を取りなさい」と言う会社は、
働く人の未来を何も考えていません。


■ 本当に「あなたのため」の会社とは

本当にあなたの将来を考えてくれる会社は、
・社会保険を完備している
・給与を誤魔化さない
・教育に時間を使う
・長く続けられる環境を整えている

こうした会社は、利益よりも人を育てることを優先します。

だからこそ、安心して仕事ができるし、
技術も成長して、結果的にお客様にも信頼されます。


■ 伝えたいこと

「社会保険がない=自由でお得」と思う人もいます。
でもそれは、今だけの話です。
病気になったとき、仕事を失ったとき、老後になったとき、
その自由が一瞬で消えることを、後になって気づく人が本当に多い。

社会保険がある会社は、
あなたの人生を一緒に背負う覚悟がある会社です。
社会保険がない会社は、
あなたを使い捨てにしても痛まない会社です。

どちらが「人のため」で、どちらが「自分のため」か。
よく見れば、答えはすぐに分かります。


■ まず、「会社が払ってくれているもの」って?

お給料25万円もらっているとき、実はその25万円だけでなく、
会社もあなたのためにいろんなお金を国に払っています。
それが「社会保険」や「雇用保険」というものです。

■ きちんと言うと

「25万円もらってるけど、実際の自分の手取りは22万円くらい」
でもその裏では、会社もあなたのために約4万円を別に払ってくれています。

だから、「会社が半分払ってくれてるから健康保険証が使える」「年金が将来もらえる」「失業した時に手当が出る」
こうした安心の仕組みは、会社があなたを守るためにお金を出してくれているということなんです。


「月収25万円で支払う保険料や税金」のうち、会社(雇用主)が負担しているものは次の通りです。

■ 会社が負担しているもの

以下の3つは、従業員と会社がほぼ同額を折半して負担します。

関連記事:業務委託ネイリストのリアル|メリット・デメリットと確定申告の注意点

項目従業員負担会社負担備考
健康保険約12,974円約12,974円労使折半(全国健康保険協会管掌分)
厚生年金約23,790円約23,790円労使折半(実際の会社負担は約24,000円前後)
雇用保険約1,500円約1,500円前後業種によって会社負担率が異なる(理美容業は約0.6%前後)

■ 従業員だけが負担するもの

項目負担者備考
所得税従業員のみ毎月の給与から源泉徴収され、年末調整で精算
住民税従業員のみ前年の所得に応じて翌年6月から翌年5月まで分割納付

福岡アンドネイルのネイリスト

■ まとめ(目安)

  • 会社負担分の合計:約38,000円前後
  • 従業員本人の負担:約53,000円前後
  • 会社は、給与とは別にこの社会保険料を国へ納めています。
    つまり、従業員の「手取り25万円」の裏側で、会社も同じくらいの金額を社会保険として負担しているということになります。

とても大切な話です。
これから社会に出る若い人たちにこそ、今のうちに知っておいてほしい現実があります。
少し厳しい言い方になりますが、「優しさ」だけでは伝わらないこともあるので、あえてハッキリ言います。

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■ 社会保険がない会社で気持ちよく働けますか?

「社会保険いらないです」
「今は健康だし、年金なんてまだ先の話」
そう思っている人もいるかもしれません。

でもそれは、今だけ見ている考え方です。

社会保険に入っていない会社は、
あなたが病気になっても、ケガをしても、
「お大事に」と言って終わり。
給料も保証も、何もありません。

たとえばネイリストの場合、
手をケガしたら仕事ができません。
でも、社会保険があれば「傷病手当金」で生活を支えてくれます。
それがない会社では、次の月から収入ゼロです。

会社は痛くもかゆくもありません。
困るのは、あなたです。

もう一度言います!
働く人を守るお金も一緒に払っている努力が、
「あなたの将来に責任を持ちます」という会社の証(あかし)です。

福岡アンドネイルのネイリスト

■ 社会保険がない=安く使いたい会社

社会保険を払うと、会社にも毎月大きな負担がかかります。
だから入れたくない会社は、「自分が得したい」だけなんです。

会社が社会保険を払うというのは、
「あなたの将来に責任を持ちます」という証(あかし)。
逆に、それをしていない会社は、
「いつ辞めてもいい、責任は取らない」というサインです。

つまり、あなたのことを「人」としてではなく、
「手を動かすだけの人材」としか見ていません。

関連記事:ネイル業界の社会保険問題|小規模サロンの現実


■ 若いから分からない、では済まされない

最初の職場選びで人生が大きく変わります。
社会保険のない会社で何年も働いてしまうと、

  • 将来の年金が減る
  • 失業しても手当が出ない
  • 病気をしたら一瞬で生活が崩れる

こうしたリスクを、自分の知らないうちに背負うことになります。
それを「若いから分からなかった」で済ませてくれる人は、誰もいません。


■ 本当に安心して働ける会社とは

安心して働ける会社は、
・社会保険がきちんと整っている
・給与明細が透明で、残業代もごまかさない
・休みが取れて、無理をさせない
・人として大切にしてくれる

つまり、「長く働ける環境を本気でつくっている会社」です。

もし今、求人を探しているなら、
キラキラした言葉や「自由」「高収入」に惑わされないで、
制度が整っているかどうかを見てください。

それが、あなたの未来を守る唯一の判断基準です。


福岡アンドネイルのネイリスト

■ 最後に

社会保険に入っていない会社は、
「あなたが困っても知らない」という姿勢。

社会保険に入っている会社は、
「あなたが困った時こそ支える」という姿勢。

どちらで働きたいかは、明確ですよね。
「若いから」「今は元気だから」といって、
自分の未来を安く売らないでください。

本当に良い会社は、
あなたを守る覚悟を持っています。

もう一度言います!
働く人を守るお金も一緒に払っている努力が、
「あなたの将来に責任を持ちます」という会社の証(あかし)です。

福岡アンドネイルの待遇・働き方を覗いてみる

あなたが若いとき、

「社会保険なんていらない」「今さえ稼げればいい」
そう思って働いていたかもしれません。

確かに、若いうちは健康で、将来のことなんて実感が湧きません。
多少の無理もきくし、明日のことより今日の給料。
それでいいと思っていた時期が、誰にでもあります。

でも、今のあなたに、もし子供がいて、
「私、社会保険のないサロンで働こうと思う」と言われたら
あなたはどう答えますか?

「そんなところ、やめなさい」
もっとちゃんとした会社を選びなさい
きっと、そう言うはずです。

それが答えです。
社会保険がない会社というのは、
働く人の人生を守る気がない会社です。
若い頃は見えなかったその現実を、
親になった今なら痛いほどわかるはずです。

自分の若い頃を責める必要はありません。
ただ、同じように知らずに苦しむ人を、
これから一人でも減らしてほしいのです。

この記事を監修した人
ネイルサロン代表/JNEC1級ネイリスト /ジェル検定上級/(JNA)ネイルサロン衛生管理士/(JNA)ネイルサロン技術管理者 /アメリカ政府認定 カリフォルニア州 マニキュアリスト ライセンス取得
YUNO

監修:田口裕子(通称 YUNO)
(株)アンドクリエーションズ:代表
ネイリスト協会正会員 番号(1-07636)
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ネイリスト歴28年
サロン運営歴24年
ネイルスクール講師歴19年

厚生労働省 認可サロン(第1017033号/指定番号103号)、
日本ネイリスト協会: 認定サロン(登録番号0723-001)を運営。

通称「YUNO先生」。福岡市内でサロンを経営し、専門校の非常勤講師15年を務めています。現場経験を活かしてスタッフ育成・教育・業務委託契約・独立支援など、サロン運営全般を担当。採用情報や開業を考えるネイリストに向けて、実務経験と業界知識に基づいた情報を監修しています。

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