今日はサロンをお休みして、みんなでネイルセミナーへ行ってきました
本日は、福岡アンドネイルの営業をお休みして、スタッフみんなでスカルプのセミナーに参加してきました。
本当は今年も東京のネイルエキスポに行くつもりで計画していたのですが、ホテル代や移動費が予想以上に高くなっていて…今回は見送ることにしました。その代わりに、福岡で開催される注目のセミナーにみんなで参加することに。
講師は、ずっと気になっていた技術力の高い中野くん先生。スカルプに関しても「やっぱり、うまくならなきゃネイリストとは言えないよね」なんて声も出るほど、みんな真剣に学んでくれていました。
ネイリストの仕事って、やっぱり技術が命。でもその技術を磨くには、こうやって時間もお金もかけて、自分自身をアップデートしていくことが必要です。
今回は10万円ほどかかりましたが、東京に行くよりはずっと現実的。それでも、決して安い投資ではありません。
成長のための投資。でも、切ない気持ちになることもある
こうした取り組みについて、「そんなにやってて、最後に報われなかったらどうするの?」って聞かれることがよくあります。
正直、少し胸が痛くなる時もあります。どれだけ環境を整えて、学ぶ機会を用意しても、それが当たり前になってしまって感謝の言葉もなく辞めていく人もいます。頑張ってきたぶん、やるせなさを感じる瞬間も、やっぱりあるんです。
経営を始めたばかりの頃は、こうした感情との向き合い方が分からず、たくさん葛藤しました。でも、そんな時に支えになってくれるのは、「ここで働いて変われた」「あの時の経験が今に活きている」って、あとから言ってくれる元スタッフの声です。
その一言で、報われる。悔しい思いも帳消しになります。
:育成にかける想いと、その裏にある切なさ
こうしてスタッフの成長のために時間やお金をかけることは、サロン経営の中でも特に大切にしている部分です。今回は福岡でのセミナーということもあり、10万円ほどで実現できましたが、決して軽い金額ではありません。
それでも、目の前で真剣に学ぶ姿を見ると、「やってよかったな」と心から思います。
ただ、こうした取り組みについて、外からは「そんなにやってあげて、最後に辞められたら辛くないの?」と聞かれることもあります。
正直なところ、胸に刺さる瞬間もあります。こちらがどれだけ環境を整えても、それが当たり前だと思われてしまうと、感謝の言葉すらなく離れていくケースもゼロではありません。
経営を始めたばかりの頃は、そんな出来事のたびに悩みました。「私のやり方が間違っているのかもしれない」と思ったこともあります。
でも、そんな時にふと届く元スタッフからのメッセージ。「あの時、あの場所で学べたことが今に繋がっている」と言ってくれる声が、すべてを救ってくれるんです。
育てたことが無駄じゃなかった。そう思えた瞬間に、今までの悔しさや切なさがふわっと消えていくような気がしました。
参考記事:ネイリストとして将来を考えるなら|福岡で自分らしく働けるサロンの選び方
ネイリストという仕事が育てるのは、技術だけじゃない
ネイルの世界では、技術力の高さが評価されるのは当然ですが、実はそれ以上に「人間力」が問われる仕事だと思っています。
接客の中で、相手の気持ちを察したり、心地よい時間を作ったりするには、自分の心が整っていないといけません。忙しい日々の中で、知らず知らずのうちにストレスを抱え、その矛先が誰かに向いてしまう。そんな悪循環を止めるには、人間力を育てる環境が必要です。
だからこそ、教育の中で「気づく力」や「感謝の気持ち」を大切にしてきました。簡単なことではありませんし、ぶつかることも、悩むこともあります。それでも、根気強く伝えていくことが、ネイリストとしても、人としても成長につながると信じています。

:ネイリストの学びは、現場を離れてこそ深まることもある
福岡でネイルサロンを経営していると、日々のサロンワークだけで手一杯になってしまう瞬間がよくあります。でも、本当に大切なのは、時には現場を離れて、自分自身を見つめ直すことだと感じています。
今日は、その一つのきっかけとして、サロンをお休みにしてスタッフ全員でネイルセミナーに参加してきました。
講師は、以前から気になっていた方で、スタッフも前のめりでスカルプの勉強に取り組んでくれました。
「スカルプができてこそネイリスト」といったような空気感のなか、技術向上への意欲がひしひしと伝わってきて、見ていて嬉しくなりました。ああ、やっぱりこの仕事が好きだなと、改めて思える時間でした。
福岡で25年、仲間に恵まれてきたネイルサロンの歩み
福岡でサロンを続けて25年。振り返れば、たくさんの仲間に支えられてここまで来られたと思います。
この仕事を通じて、一人ひとりと真剣に向き合い、時には笑って、時には涙して、それでも共に前に進んできた仲間がいるから、ここまで続けられたのだと感じています。
求人や転職の情報だけでは伝えきれない部分。福岡アンドネイルが大切にしているのは、こうした「人と人」の関わりです。
これからも、ネイルサロンの本来あるべき姿を守りながら、技術と人間力の両方を育てられる環境を整えていきます。
ネイルという仕事がもっと豊かに、もっとやりがいのある職業として広がっていくように。
:ネイリストの仕事に必要なのは、技術だけじゃない
ネイリストとしての成長には、もちろん技術の習得が欠かせません。でも、それだけでは本当の意味でお客様に信頼される存在にはなれない、と日々感じています。
技術と同じくらい大切なのが「人間力」です。たとえば、お客様との会話の中で、空気を読み取る力や思いやりのある対応ができるかどうか。忙しいときほど、その人の本質が表れます。
人間って、ストレスを抱えると、つい誰かにぶつけてしまうもの。ネイリストも同じです。どんなに器用な手を持っていても、気持ちがすさんでいれば、それは施術にも空気にもにじみ出てしまいます。
だからこそ、「自分自身を整える力」や「感謝の気持ち」を日頃から育てていくことが大切なんです。ネイルの技術は教えれば身につきます。でも、人としてのあり方は、日々の積み重ねや環境から学んでいくもの。
福岡アンドネイルでは、そうした「人としての成長」も大切にしています。求人ページにも技術研修の内容は載せていますが、本当に伝えたいのは、そういう“目に見えない部分”だったりします。

:ネイルサロンは、人が変わる“きっかけ”を与える場所
福岡アンドネイルを始めてから、これまでたくさんのスタッフと出会ってきました。中には、自信がなくてうつむきがちだった子や、人間関係に疲れてネイルの道を諦めかけていた子もいました。
でも、サロンという場所で一歩ずつ経験を積んでいくうちに、表情が明るくなって、自分の意見を口にできるようになったり、「私、もっとがんばってみたい」と前向きな気持ちを見せてくれるようになる。そんな姿を何度も見てきました。
ネイルは単なる技術職ではなくて、人としての変化や成長を支える力を持っていると私は思っています。サロンでの経験は、技術だけじゃなく、誰かとの関係性の中で少しずつ育まれていく「自信」や「感謝の心」を生み出します。
だから、辞めたあとも「ここの経験があったから、今の自分がある」と話してくれる元スタッフの言葉は、本当に嬉しいものです。ネイリストという仕事を通して、人の人生に少しでも良い影響を与えられたなら、それは何よりの誇りです。
福岡でネイルサロンの仕事を探している方の中にも、「自分を変えたい」「もう一度がんばってみたい」と思っている方がいるかもしれません。そういう方にこそ、ぜひ来てほしいと思っています。
:経営者として学び続けてきた25年、これからも変わらずに
福岡でネイルサロンを始めてから、気がつけば25年が経ちました。あっという間だったようにも思いますし、その分だけ多くの出会いと別れ、そして学びがありました。
経営というのは、決して自由で楽なだけの立場ではありません。スタッフ一人ひとりの成長や気持ちに向き合いながら、時には悩み、ぶつかり、それでも前に進まなければいけない日々の連続です。
思い通りにならないことの方が多く、正解のない世界だからこそ、「根気」と「信頼」が大切になります。これは本当に、長く続けてきたからこそ実感していることです。
でもその中で、私は何より「人に恵まれてきた」と感じています。スタッフも、お客様も、取引先の皆さまも。それぞれが、今の「福岡アンドネイル」をつくってくれた大切な存在です。
これからも、ネイリストという仕事が誇りを持てるものであり続けるように。そして、働く場所として安心して選ばれるような環境を整え続けていきたいと思っています。
求人や転職を考えている方にとって、このサロンが「ただの職場」ではなく、「ここで働いてよかった」と思える場所になるように。そんな想いを、これからもずっと大切にしていきます。

今回、学んだ講師:中野くん(NAKANOくん)
- クロスネイル渋谷・名古屋店のマネージャー兼トップネイリストで、「スカルプ狂」の顔とも言える存在です。スカルプ狂 CROSS nail渋谷店 「中野くん」
- 雑誌やメディア出演、講師としても活躍中。DMMの「スカルプ教」でも講師的ポジションを担い、オンライン/オフラインを通じてスカルプを伝え広めています
- 技術面ではアクリルスカルプチュア、ロングスカルプ、エアブラシなどが得意分野。ネイル技術コンテストやプロデュース商品も手がけています
- Instagram(@crossnail.nakano)などでも、セミナーや商品情報を発信中。福岡でも6月16日に開催されたフェアに登壇するなど、全国展開に関わっています。
- インスタグラム @crossnail.nakano