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知っておきたい「雇用契約」の基本用語をわかりやすく解説!

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サロンで働く前に知っておきたい「雇用契約」の基本用語をわかりやすく解説!


1.そもそも「雇用契約」ってなに?

ネイルサロンで働くとき、必ず交わすことになるのが「雇用契約」です。
これは、働く側(あなた)と雇う側(サロン)との間で結ばれる“お互いの約束ごと”です。

たとえば、「週に何日働くのか」「お給料はいくらか」「休みはいつなのか」など、働くうえでの条件が契約書として明文化されるものです。
これが曖昧なまま働き始めてしまうと、「言った・言わない」のトラブルにつながりやすくなります。

契約書は“サロンとの信頼関係をつくるための土台”。不安を感じる必要はありません。むしろ、安心して働くための大切なツールなのです。


2.よく出てくる雇用契約の基本用語【解説編】

2-1.雇用形態(正社員・アルバイト・業務委託)

雇用形態とは、「どういう立場で働くか」のこと。これは給料の形や働き方、保障の有無に大きく関係してきます。

  • 正社員:安定した働き方。月給制で、社会保険や有給休暇、産休育休制度などが整っています。将来的なキャリアアップも見込めます。
  • アルバイト・パート:時間の融通が利きやすく、家庭との両立にも向いています。時給制で働くことが多く、社会保険は勤務時間によって変わります。
  • 業務委託:会社に雇われるのではなく、個人で仕事を請け負うスタイル。自由度が高く、売上に応じて報酬を得られますが、社会保険や有給制度はありません。

例えるなら、「正社員=定期便のバス」「業務委託=自分で運転する車」といった違い。どちらが良い悪いではなく、自分のライフスタイルに合った選び方が大切です。


2-2.試用期間

試用期間とは、働き始めてから一定期間(たとえば3か月)のお試し期間のことです。
雇用する側は、あなたが職場に合っているか・仕事ができるかを判断するために設けています。
一方、あなたにとっても「この職場が合っているかどうか」を見極める機会です。

注意点として、試用期間中は給与が少し低めに設定されるケースがあります。また、自動的に本採用になるとは限らず、延長されたり、場合によっては採用に至らないこともあります。


2-3.労働時間・シフト

ネイルサロンでは「シフト制勤務」が一般的です。
つまり、曜日や時間を事前に調整して決め、スケジュールに沿って働くというスタイルです。

例えば「週4日勤務、1日6時間」など、自分の希望やライフスタイルに合わせた働き方が可能なことも多いです。
ただし、「夕方以降の勤務が必須」「土日は出勤できる人優遇」など、サロンによって条件は異なります。

働く前には「残業の有無」「休憩時間があるか」なども確認しておくと安心です。


2-4.給与(基本給・歩合給・手当)

お給料の内訳には、いくつかの要素があります。主なものを見てみましょう。

  • 基本給:毎月決まって支払われる固定額。仕事の成果に関係なく一定です。
  • 歩合給:売上や指名数に応じて支払われる報酬。頑張った分だけ収入に反映されます。
  • 手当:交通費、技術手当、役職手当など。条件によって上乗せされるお金です。

例:「月給20万円(基本給18万円+技術手当2万円)」というように構成されていることも。

歩合給の割合や条件はサロンによって違うため、「どこまでが固定で、どこからが成果報酬なのか」を事前に確認しておきましょう。


2-5.社会保険と福利厚生

社会保険とは、「病気やケガ、老後の生活に備える公的な保障制度」です。

主に以下の4つがあります:

  • 健康保険:病院に安く通える
  • 厚生年金:老後の年金が増える
  • 雇用保険:失業したときのサポート
  • 労災保険:仕事中のケガに対する補償

これらに加入していれば、万が一のときにも安心して生活を続けられます。

また、福利厚生にはスタッフ割引や産休・育休制度、制服貸与、講習会の参加費補助など、サロン独自の支援も含まれます。


3.契約前に必ずチェックしたい5つのポイント

  1. 自分の働き方に合った雇用形態か?
     → ライフスタイルや収入面にフィットする働き方を選ぼう
  2. 給与の構成は明確か?
     → 歩合給が高すぎると「売上次第」で不安定になることも
  3. 勤務日数・時間は無理がないか?
     → 週6日フル勤務など、続けられるかを現実的に考える
  4. 社会保険に加入しているか?
     → フルタイムでも加入していないケースもあるので要注意
  5. 契約書の内容はきちんと書面になっているか?
     → 口頭だけの約束は後々のトラブルの元

4.サロンオーナーからのアドバイス

契約書は「信頼関係を築く第一歩」です。

スタッフを迎える側としても、「きちんと説明し、納得して契約してもらう」ことを大切にしています。
もしわからない点があれば、遠慮せずに聞いてください。むしろ、質問してくれる人の方が安心して迎え入れられるのが本音です。

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5.まとめ

ネイルサロンで働く前に「雇用契約」について基本を知っておくことで、自分に合った働き方を選べるようになります。
難しそうに見える契約書も、内容を理解すれば不安はぐっと減ります。

「働きやすさ」は、条件をきちんと理解したうえで築かれていくもの。
ぜひ納得できる契約を交わし、サロンワークを安心してスタートしてください。

この記事を監修した人
ネイルサロン代表/JNEC1級ネイリスト /ジェル検定上級/(JNA)ネイルサロン衛生管理士/(JNA)ネイルサロン技術管理者 /アメリカ政府認定 カリフォルニア州 マニキュアリスト ライセンス取得
YUNO

監修:田口裕子(通称 YUNO)
(株)アンドクリエーションズ:代表
ネイリスト協会正会員 番号(1-07636)
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ネイリスト歴28年
サロン運営歴24年
ネイルスクール講師歴19年

厚生労働省 認可サロン(第1017033号/指定番号103号)、
日本ネイリスト協会: 認定サロン(登録番号0723-001)を運営。

通称「YUNO先生」。福岡市内でサロンを経営し、専門校の非常勤講師15年を務めています。現場経験を活かしてスタッフ育成・教育・業務委託契約・独立支援など、サロン運営全般を担当。採用情報や開業を考えるネイリストに向けて、実務経験と業界知識に基づいた情報を監修しています。

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