ネイルのこと知らん社長の元で働けますか？
P1 現場と経営の温度差に悩んでいませんか？
ネイリストとして働いていると、一度は感じたことがあるかもしれません。現場で頑張っているのに、上からの指示が的外れだったり、サロン全体の方針が現実とズレていたりするあの違和感。特に、ネイルのことをまったく知らない社長が経営している職場では、ネイリストの声が届かないことがよくあります。
たとえば、施術時間が足りないのに「もっと回転率を上げて」と言われたり、材料費を削減しろと指示されたり。技術職である私たちの仕事には、見えない努力や繊細なこだわりが詰まっています。お客様一人ひとりと向き合う時間は、数字だけでは測れません。それなのに、売上や稼働率ばかりを追いかけるような環境だと、だんだんとモチベーションも下がってしまいます。
「採用の面接では自由な職場って言ってたのに、実際はかなり管理されてる…」
「希望の勤務時間は通らないし、給与も固定で歩合はほぼつかない…」
そんな声を、福岡でもよく耳にします。
もちろん、経営者にも経営者なりの苦労があります。ただ、ネイルという専門職に対して理解が浅いまま、「売れるかどうか」だけで方針を決めてしまうと、現場との信頼関係は崩れてしまいます。とくに業務委託で働いているネイリストにとっては、自分のやり方や価値観が尊重されない職場は、精神的にも長く続けにくいものです。
だからこそ、サロンを選ぶときは「経営者がネイルのことをどこまで理解してくれているか」も大切な視点です。福利厚生や給与の条件、勤務時間の柔軟さなどももちろん重要ですが、実際に働くうえでの居心地の良さは、こうした理解の深さからも大きく影響を受けます。
P2 現場をわかってくれる経営者がいるサロンの違い
ネイルのことを理解している経営者がいるサロンは、空気感がまるで違います。現場の声に耳を傾けてくれるだけでなく、技術職としての誇りや、お客様との丁寧な関係づくりまで大切にしてくれます。
私たちが運営している福岡アンドネイルでは、代表自身がネイリストではありませんが、だからこそ現場の意見をよく聞くようにしています。というのも、実際に現場で働くネイリストたちが一番お客様の気持ちを知っているからです。
ある時、スタッフから「このデザインは予約枠に対して時間が足りないかもしれない」と相談を受けたことがありました。売上だけを考えるなら、予約を詰め込んだ方が良いのかもしれません。でも、無理をすればクオリティが下がり、お客様の満足度にも関わります。
結果として、その声を取り入れて予約枠をゆったり確保するようにしたところ、「ここは急かされないのがいい」とお客様からのリピートが増えました。そして、それがスタッフのやる気にもつながりました。
現場と経営がうまくかみ合っているサロンでは、採用の段階からその空気を感じ取れるものです。面接での会話の中に、技術に対する理解があるか。勤務時間の相談が柔軟にできるか。時給や月給、歩合などの給与体系に納得感があるか。こういったポイントをひとつずつ丁寧に見ていくと、サロンの本質が少しずつ見えてきます。
P3 未経験者は無給で働くのが当たり前？
最近、福岡のネイル業界でも見かけるようになったのが「未経験者は利益にならないから」と、給与を支払わずに働かせるケースです。いわゆる研修という名目で、何カ月も時給ゼロ、交通費も自己負担。もちろん社会保険や福利厚生もなし。こういった扱いを受けている人が、実は少なくありません。
「勉強させてもらっているんだから」「技術を身につけるまでは我慢するもの」そんな空気に押されて、声を上げられずにいるネイリスト志望の方も多いようです。
ですが、どんなに未経験でも、労働には対価があるべきです。実際には掃除や受付をしていたり、先輩の準備を手伝っていたりと、労働をしている以上は、本来は給与が支払われるべき状況です。
中には、納得がいかずに労働基準監督署へ相談した方もいます。しかし「報告としては受理しますが、強制力はありません」と言われた、という話もよく聞きます。制度としては存在していても、実際の場面ではあまり頼りにならない。だからこそ、最初に選ぶサロンがとても大切です。
採用時の面接では、あいまいな説明のまま入店を促されることもあります。「最初は研修だから」「そのうち時給が出るから」そう言われて始めたものの、ずっと曖昧なまま月日が経ち、結果的に辞めてしまう人も少なくありません。
ネイリストとして安心してスタートを切るためには、研修中でもしっかりと給与が支払われるか、時給や月給の仕組みが明示されているか、そして面接時にきちんと確認できるかがポイントです。
P4 選ぶ側であることを忘れないで
ネイリストの世界は、経験年数や技術力によって仕事の幅が広がっていく反面、まだまだ古い体質のまま残っている部分もあります。だからこそ、これから働く場所は、自分でしっかりと選ぶという意識がとても大切になります。
求人が出ているからといって、すべてのサロンが安心して働ける場所とは限りません。給与の仕組みが不明瞭だったり、勤務時間に融通が利かなかったり、採用された後に「話が違う」と感じることも少なくありません。
でも逆に言えば、条件の良いサロンや、働く人のことをきちんと考えてくれている職場も確かにあります。たとえば福岡アンドネイルでは、研修中からしっかり時給が出るのはもちろん、福利厚生も整っており、希望の働き方に合わせた勤務時間の相談がしやすい体制を整えています。
ネイルが好きだからこそ長く続けたい。でも、技術だけでなく、職場の人間関係や労働環境も、自分に合っていなければストレスが溜まってしまいます。だから、応募や面接のときには遠慮せずに、疑問に思うことを聞いていいのです。
たとえば、
・給与の支払いはいつからか
・正社員やアルバイト、業務委託などの働き方にどんな違いがあるのか
・福利厚生にはどんなものがあるか
・一日の勤務時間や休日はどう決まるのか
こうしたことをしっかり聞いた上で、自分にとって無理のない働き方ができるかを判断するのが、後悔しない転職の第一歩です。
P5 雇ってもらうから選びにいく時代へ
ネイル業界は今、技術職としての価値が見直されはじめています。働き方の選択肢も増え、正社員・アルバイト・パート・業務委託など、それぞれのライフスタイルに合わせた働き方が選ばれるようになってきました。だからこそ、「採用される側」という意識から、「自分に合うサロンを選びにいく」という視点が、これからの時代には欠かせません。
自分に合う職場かどうかを見極めるポイントは、待遇や給与の額面だけではありません。経営者がネイルという仕事をどれだけ理解してくれているか、スタッフをどうサポートしているか、現場とのコミュニケーションが取れているか――その積み重ねが、安心して働ける環境をつくっていきます。
福岡でも、働く人の気持ちを尊重するサロンは確かに存在します。福岡アンドネイルでは、「ネイリストが自分らしく、長く安心して働けること」が何よりも大事だと考えています。未経験でも、安心して始められるようにサポート体制を整え、面接でも一人ひとりの想いや希望を丁寧に聞いています。
これからネイリストとして歩き始める方も、新しい職場を探している方も、遠慮せずに「自分はどう働きたいのか」を軸に動いてみてください。理不尽な環境に合わせる必要はありません。あなたの技術や人柄を、本当に大切にしてくれる場所がきっとあります。
なお、福岡アンドネイルでは現在もネイリストを募集しています。詳しい募集要項や働き方については、以下のページでご覧いただけます。
安心して長く働ける場所を探している方、まずは一度見てみてください。
