卒業から数年、変わらない価値観に心を打たれて
先日、福岡のネイル専門学校を卒業した元生徒たちから、久しぶりに連絡がありました。ネイリストを目指してひたむきに努力していたセナちゃんとルリちゃんです。今ではそれぞれサロンに勤務し、プロのネイリストとして一歩ずつ経験を積んでいます。
この日は、専門学校時代の恩師・長野先生にも声をかけ、4人で会食することに。仕事の話、ネイルの話、学校時代の思い出……いろいろな話に花が咲きました。
ネイリストの世界は華やかに見える一方で、実力社会であり、時に他人をライバルとして見てしまうこともあります。それでも2人の話を聞いていると、根底にある価値観や人への思いやりは変わっていませんでした。その姿勢に心を打たれ、こうして記事として残したいと思いました。
参考記事:【現場レポート】福岡の美容専門学生が体験したネイルサロンの仕事

セナさんインタビュー
卒業から今まで、どんな日々を過ごしていましたか?
専門学校を卒業してすぐに、福岡市内のネイルサロンに就職しました。最初は緊張の連続でしたが、毎日サロンワークに向き合いながら、少しずつお客様との関係づくりにも慣れてきました。今はようやく「信頼して任せてもらえるネイリスト」になれてきたかなと感じています。
サロンで働く中で、一番嬉しかった瞬間は?
初めてのお客様が、3週間後にまた予約してくれた時ですね。施術後に「また来ます」と言ってくださって、本当に来てくださった時は感動しました。技術だけでなく、接客や雰囲気づくりも含めて評価された気がして、ネイリストとしてのやりがいを強く感じました。
学生時代と、実際にネイリストとして働く今。ギャップはありますか?
あります。正直、学生時代は「ネイリストって可愛い仕事」というイメージが強くて、キラキラした部分ばかりを見ていました。でも、実際に働いてみると、細かな気配りや、お客様に寄り添う姿勢がとても大事なんだと気づかされました。今はそういった部分こそが、この仕事の魅力なんだと感じています。
今後の目標を教えてください。
まずは、サロンでの信頼をさらに深めて、指名数をもっと増やしたいです。そして、ゆくゆくは福岡で自分のお客様が通い続けたくなるようなサロンを持ちたいと思っています。求人を探すときも「どこで働くか」以上に「どう働くか」が大事だと気づいたので、私らしい働き方を追求していきたいです。
セナさんの選択 ― 福岡から地元・大分へ
福岡でのサロン勤務のあと、大分に帰ることになったと聞きました
はい。実は家族の事情もあって、一度福岡での仕事を区切りにして、大分の実家に戻ることにしました。福岡のサロンではたくさんの経験を積めたし、毎日が充実していたので、正直すごく迷いました。でも、今は家族との時間も大切にしたいなと思って、地元でネイリストとしての道を続けることを決めました。
地元に戻ってからも、ネイルの仕事は続けているんですね?
はい。今は大分で個人のお客様を中心に、自宅サロンのようなスタイルで施術をしています。最初は福岡に比べてお客様のニーズも違って戸惑うこともありましたが、逆に一人ひとりとの距離が近くて、温かい空気の中でネイルができている実感があります。
地元で働くことに、不安はありませんでしたか?
ありました。福岡と比べて情報も少ないし、お客様の数も限られているので、「本当に続けていけるかな?」という不安は正直ありました。でも、SNSで作品を見て連絡をくれる方もいて、少しずつお客様が増えてきていて、自分のやり方次第なんだと実感しています。
今後の目標をあらためて教えてください
これからも地元で、自分らしいスタイルのネイルを続けていきたいです。急成長ではなくても、信頼されるネイリストとして長く続けていけるように、コツコツ努力していきたいと思っています。それから、将来的には大分でもネイリストの求人や転職に悩んでいる人たちの相談に乗れるような立場になれたら嬉しいですね。
参考記事:ネイリストは辞める人が多いですか?福岡の老舗サロンが見た離職のリアル
セナさんインタビュー|地元・大分で自分らしいネイルを届けるために

福岡のネイル専門学校を卒業後、市内のサロンに勤務していたセナさん。現在は地元・大分に拠点を移し、自分らしいスタイルでネイルのお仕事を続けています。透明感のある繊細なデザインが人気です。
▶セナさんのInstagram:https://www.instagram.com/luv_ymh
ルリさんインタビュー|ネイリストの夢は、今も心の中に
福岡のネイル専門学校で学び、ネイリストを目指して懸命に努力していたルリさん。現在はご結婚・ご出産を経て、育児を優先する日々を送っています。かつての夢を一時的にお休みしながらも、ネイルに対する思いは消えていないと話してくれました。
学生時代は毎日練習していたルリさん。今はどんな生活を送っていますか?
今は、1歳の子どもの育児が中心の生活です。自分の時間はほとんど取れませんが、それでもネイルのことはずっと心のどこかにあります。子どもが寝たあとに、たまにチップを作ってみたり、SNSで今の流行デザインをチェックしたり。完全に離れてしまったわけではなく、細くでもつながっている感覚です。
出産を経て、ネイリストとして働くことに対する考え方は変わりましたか?
はい。学生の頃は、すぐにでもサロンに就職して、ネイリストとしてバリバリ働くつもりでした。でも実際に結婚・出産を経験すると、「今の自分に合った働き方って何だろう?」と考えるようになりました。ネイルが大好きという気持ちは変わらないけれど、それ以上に「子どもとの時間」も今は大切なんです。
育児とネイル、両立について今後のビジョンはありますか?
いつか、子育てが少し落ち着いたら、もう一度ネイリストとして復帰したいと思っています。今はそのための準備期間という気持ちで、技術を忘れないようにしていますし、求人や転職の情報もたまにチェックしています。福岡には働きやすいサロンや業務委託のスタイルも増えてきているので、タイミングが合えば挑戦したいですね。
これからネイリストを目指す人へ、ルリさんから伝えたいことは?
人生って、本当にいろんなタイミングがありますよね。私のように、途中で環境が大きく変わることもあります。でも、好きなことを「やっぱり好きだな」と思い続ける気持ちは大事だと思います。ネイリストは、年齢や状況に関係なく、戻ってこられる仕事。自分のペースで歩んでも大丈夫、って伝えたいです。
ルリさんインタビュー|ネイリストの夢は、今も心の中に
福岡のネイル専門学校で学び、セナさんと同じくネイリストを目指して日々練習に励んでいたルリさん。現在は結婚と出産を経て、育児を中心とした生活を送っています。今はネイルに関するSNSなどの発信はお休み中ですが、その中でも「いつかまたネイリストとして働きたい」という気持ちは変わらず胸の内にあるそうです。
変わる道、変わらない想い――ネイリストとしての在り方
福岡の専門学校で同じ時間を過ごし、ネイリストという目標に向かって歩んできたセナさんとルリさん。今はそれぞれの暮らしの中で異なる道を選んでいますが、ネイルへの想いは今も変わらず心の中にありました。
セナさんは地元・大分に戻りながらも、これまでに培った技術と経験を活かして、お客様との信頼関係を大切にするネイリストとして活動を続けています。福岡でのサロン勤務で学んだことが、今も彼女の支えになっているそうです。
一方、ルリさんは育児に専念する中で、ネイルからは一時的に距離を置いています。それでも、将来また自分のペースでネイリストとして復帰したいという気持ちを持ち続けていて、SNSの更新はしていなくても、今も内側ではネイルに触れる時間を大切にしています。
ネイリストという職業は、働き方の選択肢が幅広く、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる仕事です。福岡をはじめとしたエリアでは、求人や転職の情報も多様化してきており、サロン勤務だけでなく、業務委託や自宅サロンなど自分に合ったスタイルを選ぶ人も増えています。
今回のように、卒業して時間が経ってもこうしてつながり続けられること、そして変わらない価値観に触れられたことは、指導していた側として本当に嬉しい経験でした。どんな形であれ、自分の手で誰かを笑顔にできるネイリストという仕事は、やっぱり素敵だなと改めて感じました。
これからネイリストを目指す方も、今まさに働いている方も、自分らしい働き方やペースを大切にして、長く続けられる道を見つけてほしいと思います。
自分のペースで、ネイリストとして生きるということ
セナさんとルリさん、二人の話を聞いて改めて思ったのは、ネイリストという仕事は「技術」だけでは語りきれないということ。お客様との関係性、仕事と生活のバランス、自分の人生のタイミング。どれも大切にしながら、自分らしい働き方を探していけるのが、この仕事の魅力なのだと感じました。
福岡でネイリストとして働くことは、サロンの選び方や働き方次第で、ライフスタイルに合わせたキャリアの形をつくっていくことができます。実際に、福岡アンドネイルではライフイベントに寄り添った柔軟な働き方ができる環境づくりを進めています。
▶ 福岡アンドネイルのサロン紹介はこちら
https://www.nail414.jp/sp/
また、働きやすさを重視したネイリスト求人も公開中です。未経験からスタートしたい方、キャリアアップを目指したい方、ライフスタイルに合わせた働き方を探している方にも、しっかりとサポートできる体制を整えています。
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一度道を離れたとしても、また戻ってこられる。それがネイリストという仕事の素敵なところ。セナさんやルリさんのように、それぞれのリズムでネイルに向き合っていく姿に、これからこの道を目指す誰かが励まされるかもしれません。
私たちも、そんな誰かの「はじめの一歩」に寄り添える存在でありたいと思っています。

